「本場のカルボナーラを作りたいけど、グアンチャーレはどこで買えるの?」と、スーパーを探し回って疲れていませんか。
本記事では、カルディや成城石井など実店舗の取扱状況から、確実に手に入るおすすめのネット通販、選び方のコツまでズバリお答えします。
グアンチャーレはどこで買えるの?おすすめの販売店とネット通販
結論からお伝えすると、グアンチャーレを確実に手に入れるなら「Amazonや楽天市場などのネット通販(食材専門店)」一択です。
実店舗ではカルディや成城石井などの一部店舗で奇跡的に出会えることもありますが、探し回る労力を考えると通販でのブロック買いが最も効率的で確実な選択肢となります。
本格的なカルボナーラやアマトリチャーナを作りたいと意気込んでも、主役であるお肉が見つからなくては始まりません。
イタリアの風を感じる最高のひと皿を完成させるために、実店舗からネット通販まで、購入できる可能性が高い5つのルートを具体的に解説していきます。
| 購入ルート | 入手難易度 | 価格目安(100gあたり) | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ネット通販(専門店) | 容易(確実) | 800円〜1,000円 | 高 |
| EATALY(大型店) | 比較的容易 | 1,200円〜1,500円 | 中 |
| カルディ・成城石井 | 困難(店舗による) | 1,000円〜1,200円 | 中 |
| 地元のイタリア食材店 | 運次第 | 1,200円〜 | 低 |
| コストコ・業務スーパー | ほぼ絶望的 | – | 圏外 |
【カルディ・成城石井】店舗によっては100g約1,000円〜で買える(要確認)
輸入食品の宝庫であるカルディコーヒーファームや、高級スーパーの成城石井でも、グアンチャーレを取り扱っている店舗は存在します。
冷蔵の生ハムやナチュラルチーズが並ぶコーナーの隅に、ひっそりと真空パックで置かれていることが多いです。
ただ、全店舗で常備されているわけではなく、入荷のタイミングも非常に不定期なのが現状です。
もし近所の店舗で見つけたら、それはかなり幸運なことですので迷わずカゴに入れることをおすすめします。
【EATALY(イータリー)】丸の内や銀座などの大型店舗なら高確率で手に入る
東京の丸の内、銀座、原宿や、神奈川の湘南などに店舗を構えるイタリア食材の総合店「EATALY」は、実店舗の中では最も確実な購入場所です。
広々とした店内のショーケースには様々な部位の生ハムやサラミがずらりと並び、その中にグアンチャーレも鎮座しています。
最大のメリットは、対面販売で自分の好きなグラム数を指定してスライスやブロックで買えることです。
プロのスタッフに切り方を相談したり、熟成具合を聞いたりしながら買い物ができるのは、専門性の高い大型店ならではの醍醐味と言えます。
【Amazon・楽天市場】確実!「ハイ食材室」などの専門店でブロック買い
探し回る時間と交通費を節約したいなら、迷わずAmazonや楽天市場を利用してください。
特におすすめなのは「ハイ食材室」や「イタリア屋タニーチャ」、「イルグストチッチ」といった、レストラン向けに卸をしている輸入食材専門店のオンラインショップです。
現在はスペイン産イベリコ豚のパパーダ(頬肉・喉肉)やベルギー産などの高品質なグアンチャーレが、500g前後の使いやすいブロック肉として販売されています。
クール便の送料が1,000円程度かかりますが、まとめ買いをして冷凍保存しておけば、いつでも極上のパスタを作れる環境が手に入ります。
【コストコ・業務スーパー】現在は取り扱いがないか非常に稀な傾向
大容量で安いお肉といえばコストコや業務スーパーを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし残念ながら、現在のところこれらの店舗でグアンチャーレを見かけることはほぼありません。
パンチェッタや通常のベーコンであれば豊富に揃っていますが、豚の頬肉を長期間熟成させるという特殊な工程が必要なため、大量販売メインの大型スーパーには適していないのです。
無駄足になってしまう可能性が高いため、こちらへ探しに行くのは避けたほうが無難です。
【地元のイタリア食材専門店】生ハム専門店などで量り売り(スライス)を狙う
お住まいの地域にある、個人経営の生ハム専門店や輸入食材セレクトショップも穴場です。
オーナーこだわりのラインナップの中に、ひっそりと上質なグアンチャーレが並んでいることがあります。
価格は100gで1,200円以上と少し割高になる傾向がありますが、その分品質は折り紙付きです。
「カルボナーラに使う用で」と伝えれば、火入れに最適な厚みにカットしてくれるなど、細やかなサービスを受けられるのも個人店ならではの魅力です。
グアンチャーレが普通のスーパーに売っていないのはなぜ?
普通のスーパーでグアンチャーレを見かけないのは、厳しい輸入制限による品薄状態と、そもそも日本での需要が限られているという2つの大きな壁があるからです。
「昔はデパ地下や少し良いスーパーで買えたのに」と感じている方もいるかもしれませんが、実は近年、グアンチャーレを取り巻く事情は大きく変わってしまいました。
なぜこれほどまでに手に入りにくい幻の食材となってしまったのか、その悲しい背景と業界の事情を紐解いていきましょう。
【輸入制限】イタリアでの豚肉の病気(ASF)による輸入停止措置の影響
これが現在、最も深刻で直接的な原因となっています。
2022年以降、イタリア国内でアフリカ豚熱(ASF)という豚の病気が発生したため、日本政府はイタリア産豚肉および豚肉加工品の輸入を一時停止する厳しい措置をとりました。
この措置により、本場イタリアからの入荷が完全にストップしてしまったため、市場から本物のイタリア産グアンチャーレが一気に姿を消してしまったのです。
現在日本で流通しているものの多くは、スペイン産のイベリコ豚の喉肉(パパーダ)を使ったものや、ベルギー産などで代用生産されたものが主流となっており、飲食店もこれらで対応しています。
【認知度】パンチェッタやベーコンと比べ、日本国内での一般的な需要が少ない
イタリア料理好きにとっては常識の食材でも、日本の一般家庭の食卓に並ぶ機会はまだほとんどありません。
スーパーの仕入れ担当者からすれば、毎日確実に売れるベーコンやウインナーの陳列スペースを削ってまで、高価でマイナーな塩漬け肉を置くメリットが薄いのです。
テレビの料理番組などで紹介されると一時的に需要が高まることはありますが、継続的な消費には繋がりにくいため、定番商品として定着しないというジレンマを抱えています。
【コスト】熟成に3週間以上かかり、1kgあたり6,000円〜と高価で流通しにくい
グアンチャーレは、豚の頬肉に塩やスパイスを擦り込み、数週間から数ヶ月という長い時間をかけてじっくりと乾燥・熟成させて作られます。
この手間暇のかかる伝統的な製法ゆえに、どうしても製造コストが高く跳ね上がってしまいます。
小売価格に換算すると1kgあたり6,000円から8,000円、高いものでは10,000円近くになることもあり、気軽に毎日買える日常の食材とは呼べません。
賞味期限の管理も難しいため、売れ残りのロスを恐れる一般の小売店ではどうしても取り扱いが敬遠されてしまうのです。
せっかく買ったグアンチャーレを失敗せずに美味しく調理・保存するには?
グアンチャーレの魅力を最大限に引き出すカギは、「徹底的な弱火での脂の抽出」と、「鮮度を落とさない冷凍保存」に尽きます。
苦労して手に入れた高級食材ですから、自己流で調理して焦がしてしまったり、冷蔵庫の奥でカビさせてしまったりするのは絶対に避けたいところです。
本場ローマのトラットリア(大衆食堂)のシェフたちが毎日実践している、確実で美味しい下処理と調理のステップをご紹介します。
【下処理】表面にまぶされた黒胡椒や塩分を軽く払い落とし、拍子木切りにする
届いたブロック肉を取り出すと、表面にたっぷりの黒胡椒やハーブ、塩がまぶされていることに驚くはずです。
これは熟成中の防腐と風味付けのためのものなので、そのまま全て料理に使うと、塩辛くて食べられない仕上がりになってしまいます。
調理する前に、包丁の背やキッチンペーパーを使って表面のスパイスと塩を軽く払い落としてください。
その後、厚さ5ミリほどの拍子木切り(細長いスティック状)にカットすることで、火を入れた際に外はカリッと、中はジュワッとした理想の食感を生み出すことができます。
【調理法】油を引かず弱火でじっくり火を入れ、旨味たっぷりの脂を抽出する
フライパンにはオリーブオイルもバターも一切引きません。
冷たい状態のフライパンにカットしたグアンチャーレを並べ、ごくごく弱火にかけて点火します。
パチパチという静かな音を聞きながら10分から15分ほど根気よく火を入れると、真っ白だった脂身から透明で甘い香りのする上質な脂がたっぷりと溶け出してきます。
肉の表面が黄金色になり、カリッとしたクリスピーな状態になったら火から下ろす合図です。
この溶け出した甘い脂こそが最高のソースであり、ここに茹で汁とペコリーノチーズを乳化させることで、あの濃厚でとろけるようなカルボナーラが完成するのです。
【保存法】余ったブロックは1回分ずつ密閉ラップし、保存袋に入れて冷凍保存
500gのブロックを買った場合、家庭で一度に使い切ることはまず不可能です。
残った分は鮮度が落ちないうちに、適切な方法で冷凍保存してしまいましょう。
パスタ1回分(約50g〜80g)の塊に小分けしてカットし、それぞれを空気が触れないようにピッタリとラップで包みます。
さらにジップロックなどのフリーザーバッグに入れ、しっかり空気を抜いてから冷凍庫の奥へしまってください。
この方法なら約2ヶ月は豊かな風味を保つことができ、使いたい時に必要な分だけ解凍して極上の味を楽しむことができます。
グアンチャーレはどう選ぶべき?手に入らない時に代用できる食材は?
美味しいグアンチャーレは「脂身の美しさ」で見分け、どうしても手に入らない夜は「パンチェッタ」で代用するのが最も賢い選択です。
通販で買う際は写真でしか判断できませんが、良い商品の特徴を知っておけば失敗する確率は格段に下がります。
また、今すぐパスタを作りたいのに手元にないという緊急事態に備えて、スーパーで買える代用品の知識も持っておきましょう。
| 比較項目 | グアンチャーレ(頬肉) | パンチェッタ(バラ肉) | ベーコン(バラ肉/燻製) |
|---|---|---|---|
| 部位 | 頬肉・喉肉 | 豚バラ肉 | 豚バラ肉 |
| 製法 | 塩漬け・乾燥熟成 | 塩漬け・乾燥熟成 | 塩漬け・燻製・加熱 |
| 脂の質 | 融点が低く甘みが強い | 程よいコクがある | スモーキーで重め |
| 適した料理 | カルボナーラ、アマトリチャーナ | カルボナーラ、トマト煮込み | 炒め物、スープ、朝食 |
| 入手難易度 | 高(通販推奨) | 中(大型スーパーにあり) | 極めて容易 |
【選び方】赤身の鮮やかな赤色と、真っ白な脂身の層が分厚いものを選ぶ
グアンチャーレの主役は、実のところ赤身ではなく「脂身」です。
良質なものほど、全体の7割から8割が真っ白な脂身で覆われており、赤身の層はほんの少ししかありません。
この白い脂身が雪のように美しく、黄色っぽく変色していないものが新鮮で上質な証拠です。
通販サイトで選ぶ際は、商品画像を見て脂身がしっかり分厚く、赤身部分が暗い茶色ではなく鮮やかなルビー色をしているかを必ずチェックしてください。
【価格比較】通販のまとめ買い(約800円/100g)と実店舗(約1,200円/100g)の比較
価格帯を把握しておくことも、賢く買い物をするための重要なポイントになります。
実店舗の量り売りでは、輸送コストや店舗の利益が乗るため、100gあたり1,200円から1,500円が相場です。
一方、ネット通販で500gのブロックを買った場合、クール便の送料を含めても100gあたり800円前後におさまることが多いです。
最初は少量で試したい気持ちも分かりますが、前述の通り冷凍保存ができることを考えると、結果的にはネットでのブロック買いが圧倒的にコストパフォーマンスに優れています。
どうしても見つからない時は「パンチェッタ」や「無塩せきベーコン」で代用
どうしてもグアンチャーレが手に入らないけれど、本格的な味に近づけたい時の救世主が「パンチェッタ(豚バラ肉の塩漬け)」です。
頬肉ほどの脂の強い甘みや融点の低さはありませんが、製造工程が同じ塩漬け熟成肉なので、本場に近い風味をしっかり出すことができます。
パンチェッタすら無い場合は、スーパーの精肉コーナーで「無塩せき」と書かれた、スモーク(燻製)の香りが控えめなブロックベーコンを選んでください。
日本の一般的なベーコンは燻製の香りが強すぎ、また水分量が多いため、炒めてもカリッとなりにくく、カルボナーラの繊細な卵とチーズの風味を壊してしまうからです。
幻の食材グアンチャーレを手に入れて本場のカルボナーラを堪能しよう
生クリームや牛乳でごまかさない、卵黄とペコリーノロマーノチーズ、そしてグアンチャーレから溶け出した極上の脂だけで作る本物のカルボナーラ。
その濃厚で奥深い味わいは、一度口にすると今までのパスタの概念が覆るほどの衝撃をもたらしてくれます。
豚肉の輸入制限などの影響もあり、入手するまでのハードルは少し高いかもしれませんが、その手間をかけるだけの価値は十二分にあります。
ぜひ今度の週末は、専門店やネット通販を活用して幻の食材を手に入れ、あなた自身のキッチンで本場ローマの風を感じてみてください。

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